はてな年間100冊読書クラブ8冊目

あなたにここにいて欲しい (講談社文庫)

あなたにここにいて欲しい (講談社文庫)

朝通勤電車、夕帰宅電車、帰宅後1時間半(計2時間半くらいか?)で読み終わりました


最後までちゃんと読んだらああ、うん。と思える作品

作中で人物の成長なんて書かなくていい(語弊ありますか?)、って有栖川せんせーはおっしゃってましたが、「推理小説のきょうだい」的存在のSFであるこの作品ではちゃんと(?)人物成長しました。っつうかいきなり成長しすぎじゃね。ってくらいに成長してました。
そもそも成長って何さとかなるともう深淵までいってしまってあれなので考えませんが、本とか漫画で何かイベントがあって、それで人物が見違えるように成長するのって、ちょっと眉唾で読んでしまいます。
現実ではあんまりないようなことが起これば、人間急成長するのかもしれませんが。。。

別にこの作品がそうだっていってるわけではないです。
23にもなったらこれくらい思って当然、というか今までが異常だった二人なので、この成長はありだと思います。でも祥子のひとり立ちぶりには真実じゃないけど追い越された焦燥感が生まれました。


真実も真実でひと目あったその時から、この二人あやしいな…って思ってた二人で、ほんとに結婚しちゃうのか。モデル並みの容姿の精神科医ってだけでもうらやましありえないのに、16ぴきの猫つき。もう一人なんかついてるけど、二人の愛の結晶だと思えばなんとかいける。(・・・か?肉体的には26歳だけど精神的にはまだまだ子供な美女だよ…いくら夫が女として見れないとしてもいろいろと大変じゃないか?)
またもほぼ同い年の二人に追い越された感を否めない私であった。



そうそう。
秋吉台行きたくなった。
カルデラ・・・じゃなくてカルスト・・・