はてな年間100冊読書クラブ5冊目

謎は解ける方が魅力的 有栖川有栖エッセイ集

謎は解ける方が魅力的 有栖川有栖エッセイ集

初めてリアルタイムで有栖川有栖を購入。
装丁が極めておとめちっくで、ちょっと探しました。
というか地元の本屋にはなかった。
はしごして探してくれたのにごめんよ。
ミオの旭屋にあったよ。

編集の方が女性、装丁も女性(名前から察するに)というのを読んで、装丁にも納得。
それでなくてもご自身の名前が乙女だし、文章もロマンティック(私見)なのでまあ納得。
表紙に写真が載ってなかったら、知らない人は可憐な女の子のロマロマエッセイを想像するかもしれません。
でもこの表紙の写真、どうなのか。
表紙の紙はざらっとした紙に、写真はツルツル。
けっこう唐突だけど合っているのか。
かといって写真無いとさびしいか。
このツルツル紙はずっとツルツルしてたくなる、好きな感触なのですが。


まだ表紙カバーの折り返しのこととかいろいろ言いたいことはありますが。(いい意味で)
装丁のことはさておき…


すごい好き。


『映画』


映画のことは良くわからんなりに、がんばって読んだ(読まないと100冊クラブに加えられないので)。
でも羊たちの沈黙と、ヒッチコックと、バトロワを観たくなり、パプリカを読みたくなりました。
好きな人の好きなものは好きになりたいものです。



『ミステリーカフェ』


「思いがけないところに素朴な暗号が潜んでいたりする」
たしかに、いろいろ日常生活に暗号って使われていますね。接客の仕事とかやってるとスタッフ同士は番号で会話できたりしますし。いろんなところに暗号を見つけるのも楽しそう。


「本格」という言葉に反応してしまう、というお話はお気持ち分かります、と肯きながらよみました。「本格」ではないですが「BL(ベーコンレタス)サンド」とか見ると、噴出しそうになったり。こないだテレビでやってた女子2人をクレープで巻くみたいな、そんなイメージ。すごい嫌。色指定「BL(ブラック)100%」を見ては「100%か…」と謎の感慨にふけってみたり。話がそれました。「本格ラーメン」食べてみたいです。これからは「本格」にも気を取られることになりそうです。


「すまぬ」っていう表現が何回かでてきますが、すいません、ものすごい年上なのに、かわいすぎます。


大阪ネタもあって嬉しい。



『猛虎』

2003年、いいときにいい連載をされたものだ。
トラッキーの中の人の更迭の話題や、「ネバサレ」という単語などなつかしい。
私も大阪にいるときに優勝して欲しかった。

野球についてもよく知らない私ですが、今年はまた違った見方ができるかなー♪
よく知らないことを知っていくのは楽しい。




あんまりエッセイとかよまないのですが、かなりおもしろかったです。
他のも読んでみよう。
いろいろと人生の楽しみ方の幅が広がってお得だ。