ゾロアスター教に関する記述は興味深かったですが…
あとは新鮮味に欠けました。でも’89年の作品ということを考えると新鮮だったのか??
全体を通してぱらぱらと、字を追うだけになってしまいました。

誘拐症候群

誘拐症候群

装丁がウマイと思います。
「殺人症候群」の続きということになっているのでしょうか。
(「殺人〜」はこれから読みます。)
「白い〜」を読むのには相当時間がかかったのに、これは一気に読みました。
場面転換をするのがこの人の得意技なんでしょうか。
ひたすら、高梨(だっけか)が哀れ。

生首に聞いてみろ

生首に聞いてみろ

上にあげた「誘拐〜」を、ピースを見つけていって完成させるジグソーパズルとするなら、こちらは何回ひっくり返しても違う絵柄が出てくる神経衰弱という感じでしょうか。

最終的には細かいところもあてはまり、 スッキリ。
さすがはこのミスに選ばれただけある、練られた作品だと思います。私は何様か。


この作者の作品は、個人的にあんまり好きじゃないんですが、
これは比較的納得できた作品でした。