きげきひくひきげき

喜劇ひく悲奇劇 (ハルキ・ノベルス)

喜劇ひく悲奇劇 (ハルキ・ノベルス)

よみました。

回文がキーワードになるミステリ。
えらいこと無理矢理回文出してる印象。

でもこんだけの回文作ったのかな。参考文献から拾ってきたのかな。
どっちにしろすごい。
推理小説としてはあんまりどうだろうという感じでしたが。

栗田陸っていう人が出てくるんですが、くりた陸っていう漫画家を思い出しました。
あの人も回文だったんだなー


↓私の気に入った回文↓


「うかつだ榎木津礼二郎。路地入れず木の枝使う。」
榎木津礼二郎をフルネームで使っていてかつ、その光景が目に浮かぶのがすごい


「あれ喰えよ、エクレア」
無意識に言いそう。なのに回文という感動。


「36×84=48×63」
ちゃんとあってる!!


「失せました。いかがいたしませう」
旧仮名遣いがよい。これも自然。





ちなみに私が作った回文で一番気に入ってるのは、
妹と「阪神回文」を作って遊んでた時にできた


「山や桧山や桧山や」


―――お粗末さまでした。