いや〜しかしかんこくのりうまいな〜パリパリ。

修学旅行の新幹線でうるさい中学生どもには韓国海苔を与えておけば静かなひとときが得られるだろう。というわけで舞城王太郎です。上の新幹線のやつは彼のネタのパクリです。彼の場合ポテチでしたが。
彼の作品で読んだもの。(私がよん(だ)じゅん。)←韓国つながりといえどオヤジギャグ過ぎて困るよわたし。

十一月の末に「好き好き〜」を買って以来読み漁って一ヶ月。というか他の刊行物紀伊国屋にないんですけど。あったら全部読んでる。

怒涛のような文体。見開き丸ごと改行がないなんてざら。でもスラスラスラスラ読める。若い感じだ。同じ若者が語ってる形式でも西尾維新と違って好感が持てるのはなぜだ?この人のジャンルも「新青春エンタ」…だからなんなんですかそれは。ちなみに私は荒井素子とかも大丈夫系です。

この人の作品はミステリだろうが恋愛小説だろうが泣けるところが凄い。
あくまでも私がですが。号泣はしないけれどもグッと来るというかグサリと突き刺さるというか。しかも絶対どっかで声を出して笑ってしまう。すごいことだ。

「好き好き〜」「みんな元気。」はミステリじゃない。ふしぎ系なものがたり。「好き好き〜」恋愛小説嫌いの私も読める。というか好きだこれは。
愛だ。かなり愛だ。「みんな元気。」けっきょくあれはなんだったんだ。よくわからんなりに好き。

一番すきなのは「煙か〜」でしょうか。奈津川家がものすごいことになっててすてきでした。ウサギちゃんもすごい。続編である「暗闇の中で子供」は勢いが衰えているという噂ですが…あと、「熊の場所」のなかの「ピコーン!」の女の子がやたら好き。村上春樹読者なのはちょっとあれだけど。
いやいややってたのに大好きになってるとことかがツボでした。じ〜んときちゃうよまじで。

「世界は密室で出来ている」はいま読むものがなくて再読中なんですがこれ「暗闇の〜」読んでから読んだ方が良かったのですかね。あんま関係ないか。椿さんと榎さんの行動がちょっと自分とかぶってて自分やばいと思いました。

こんだけすき好きいいましたがあたしだからすきって言うだけですのでしょこんとこヨロシク!!

特に下ネタ駄目な人は読まないほうがいいです。